モンベルのマルチフォールディングテーブルを実際に使ってみて外観や使用感について記載しました。アウトドアメーカーのmont-bell(モンベル)から発売されたアウトドアテーブル「マルチフォールディングテーブル」について気になっている方も多いと思います。外観や使用感について画像で詳しく記載しているので購入を検討されている方は必見です。
製品情報についても記載しているので参考にして頂ければ幸いです。
【モンベル】マルチフォールディングテーブルの組み立て方!立て付けが悪いと思われている方は必見です。
モンベル「マルチフォールディングテーブル」について
メーカー | mont-bell(モンベル) | 老舗アウトドア用品メーカー |
商品名 | マルチフォールディングテーブル | 組み立て式のテーブル |
価格 | 16,390円税込 | 少し高め |
色 | オーク | リバーシブル |
使用時サイズ | 高さ67×幅71×奥行70cm | 高さ67cm、54cm、39cmに調節可能 |
収納サイズ | 高さ11×幅17×奥行70cm | バイクに積載ギリギリ可能です |
重量 | 2.83kg | 収納袋なしは2.71kg |
静止耐荷重 | 約30kg | 他製品と同等 |
フレーム | アルミ合金 | アルマイト加工 |
天板 | 木目調のメラミン樹脂 | ツルツルで汚れが付きにくそう |
商品構成 | 本体x1 収納袋x1 |
モンベルのマルチフォールディングテーブルは、独自の「ハイローザシステム」によりコンパクトに折り畳め、チェアの高さに合わせてテーブル天板の高さを3段階に変えることができます。フレームにはアルミ合金が使用されているので軽量で高強度です。
テーブルの天板自体も木目調のメラミン樹脂が使用されているので、軽量で耐水性も問題ありませんが熱には弱いです。メラミン樹脂の一般的な耐熱温度は120℃になり100℃以下での使用が推奨されているようです。
テーブルのサイズが幅71cm×奥行70cmになるので2〜4人がゆったり食事を楽しめるサイズ感になります。逆にソロキャンパーの方には持て余すサイズ感かもしれません。
また、収納サイズが高さ11×幅17×奥行70cmなので、バックパックや自転車に積載しての運搬はキツいと思います。用途としては、オートキャンプやBBQ、運動会などファミリー向きの商品になると思います。バックパッカーや自転車向きではありません。
外観について
商品の質感は、フレームにアルマイト加工が施され各部のジョイントもアルミ製なのでサビに強く、耐荷重も30kgなので実用面では申し分ない作りとなっています。フレームの黒い三角形の部分は、金属ではなく強化プラスチック製だと思われます。天板が木目調なので全体的にプラスチック感がなく高級感があります。
内容物もシンプルで収納バックとアルミフレーム、サイドフレーム、天板の4点構成となります。また、天板とフレームが擦れて傷が付かないように収納袋の内側が二重構造となっており手抜き感がない点も好印象です。
収納サイズが高さ11×幅17×奥行70cmなので車は勿論ですが、バイクにギリギリ積載可能です。バックパックに入れての持ち運びは困難ですが、重量が2.83kgなので短距離なら持ち運んでも苦にならない重さです。このサイズのテーブルで2.83kgの重量は他メーカーと比べても軽量です。
静止耐荷重30kgに耐えられるフレームに関しては、ブルーにアルマイトされたアルミフレームが使用されており、品質は他メーカーのフレームと比較してもトップレベルの品質です。
組み立ても簡単で高さ調節も工具不要です。サイドフレームを取り付ける時の立て付けが悪くカチッと取り付けできませんが使用上は問題ありません。←個体差があるかもしれません。
また、軽量なのでねじれ方向の力に弱く少しフニャフニャ感があります。木製テーブルのようなガッチリ感はありません。脚が浮いて水平が保てないと言った致命的な問題点はありません。
少し天板の組み付けに手こずりましたが組み立てたテーブルについては、幅71×奥行70cmのサイズになるので大きく感じます。少し重いものを置くと天板がしなる感じはありますが問題ないレベルです。
組み立てに少し慣れが必要ですが、他のメーカーの似ている商品と同程度の組み立て難易度だと思います。サイドフレームの突起に天板の穴を差し込むところが難しく慣れが必要です。
耐久性については、フレーム自体はしならず天板もメラミン樹脂製なので耐久性は高そうです。留め具もプラスチック製では無いので破損する可能性も低いです。
このテーブルの最大の特徴である高さ調節については、グランドタイル、ロースタイル、ミドルスタイルでの使い分けができるので、1つあれば他にテーブルが要らないくらい汎用性が高いテーブルです。
スタイル | 高さ | 用途 |
グランドタイル | 39cm | テント内での使用、イスが無い場合での使用 |
ロースタイル | 54cm | 会話や食事での使用(目線が低くリラックス) |
ミドルスタイル | 67cm | 食事や作業台として使用 |
実際に使ってみて
項目 | モンベルテーブル | スノーピークテーブル |
品質 | ★★★★☆ | ★★★★★ |
持ち運び | ★★★★☆ | ★☆☆☆☆ |
フレームの強度 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
組み立て | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
天板の強度 | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
防水 | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
コスパ | ★★★☆☆ | ★☆☆☆☆ |
デザイン | ★★★★☆ | ★★★★★ |
使用感について、比較対象をスノーピークのワンアクションローテーブルと比較することにしました。モンベルのテーブルをロースタイル(高さ54cm)にするとスノーピークのテーブルとほぼ同じサイズ感になります。軽量コンパクトを無視したスノーピークのテーブルとはコンセプトが少し違いますが同サイズのテーブルなので気にしないことにします。
持ち運びについては、サイズが高さ11×幅17×奥行70cmなので実際に持ってみると体感できるレベルで軽量コンパクトです。バイクの荷台にもギリギリ積載できる大きさになります。自転車に載せたりバックパックに入れての持ち運びは、サイズや重量からも実用的では無くおすすめしません。
本体重量が2.71kgと軽量なので、突風が吹いてもギリギリ倒れませんがドキドキします。ねじれ方向の力にも弱く、テーブルの角を押すとグラグラ揺れます。飲み物がこぼれるほどのグラグラではありません。
天板については、幅71×奥行70cmと大判でほぼ正方形なので使い勝手がいいです。バーナーや調理器具、テーブルウェア、ランタンなど余裕を持って置くことができます。ソロキャンでは少し大きく感じるかもしれませんが、ミドルスタイルのテーブルとしは最軽量の部類になるのでミドルスタイルのソロキャンパーにはおすすめです。
天板自体は、少ししなりますが静止耐荷重30kgに耐えることができるので、キャンプ場に持ち込んだテント(8kg)やタープ(8kg)をまとめて置くこともできます。今回、30kgのお米を置いてみましたが破損や異音もなく普通に耐えました。
全体を通した使用感については、ファミリーキャンプやBBQ、ガーデニング、運動会など野外活動ならオールマイティに熟るテーブルだと思います。屋内で在宅ワークなどで使用される場合は、重くて安定感のあるスノーピークのテーブルがオススメです。
お気に入りのポイントは、テント内ではグランドスタイル、野外の食事中はミドルスタイル、焚き火はロースタイルとスタイルに合わせて高さが調節できる点になります。