JB23ジムニーのウォッシャータンク割れをDIY修理!100均アイテムで安く直す方法!

JB23型ジムニーは年式的にも経年劣化が進んでいる車両が多く、樹脂部品のトラブルが増えてきています。その中でも意外と多いのがウォッシャータンクの割れです。
今回は、ウォッシャータンク上部が劣化によって割れてしまったため、部品交換ではなくDIY修理を行いました。使用した工具や材料は最低限、しかも材料費はほぼ100均。コストを抑えつつ、実用十分な修理方法を詳しく解説します。

症状|ウォッシャータンク上部が劣化して割れた

今回の症状は、ウォッシャータンクのキャップを外した際に、タンク上部の劣化していた部分が割れて穴が空いてしまったというものです。

ウォッシャー液自体は漏れず、使用上すぐに問題が出るわけではありません。しかし、割れたプラスチック片がタンク内部に落ちると、ウォッシャーポンプの吸入口を詰まらせる原因になります。
最悪の場合、ポンプの故障につながる可能性もあるため、今回は洗浄を兼ねて修理することにしました。

新品のウォッシャータンクを購入すると、おおよそ7,000円前後かかります。ジムニーは他にもお金のかかる箇所が多いため、今回は修理で対応することにします。

修理に必要な物

使用工具

・10mmソケットレンチ
・ペンチ

ダイソーで購入したもの

・スチールウール(110円)
・エポキシパテ(110円)
・UVレジン(クリア)(220円)

合計するとわずか440円(税込)。
この価格で修理できるのはDIYならではのメリットです。

UVライト(330円)も購入しておくとUVレジンの硬化をよりスムーズに行うことができます。

修理手順① ウォッシャータンクを車体から取り外す

まずは作業しやすいように、ウォッシャータンクを車体から取り外します。

最初に、ウォッシャータンクに付いているウォッシャーモーターの配線を外します。
配線カプラーには爪が付いているので、指で爪を押しながら引き抜くと簡単に外れます。少し右側に倒しながら引き抜くと爪が外れやすく取り外しが楽です。

次に、ウォッシャー液のホースを外します。
ホースのジョイント部を抜くとウォッシャー液が漏れてくるため、ウエスや受け皿を準備しておくと安心です。

配線とホースが外れたら、10mmボルト2本をソケットレンチで外します。
最後に、タンクを固定しているグレーのクリップを外します(工具不要)。タンクを少し持ち上げるとクリップが外れ、そのままタンクごと簡単に取り外せます。

クリップが破損しないように真上にタンクを引き上げることがポイントです。

修理手順② ウォッシャー液を排出する

ウォッシャータンクが外れたら、内部のウォッシャー液を排出します。
事前にウォッシャータンクのキャップを外し、タンクを逆さにして中身をすべて出します。

古いウォッシャー液には汚れやゴミが混ざっていることが多いため、このタイミングで完全に空にしておくのがおすすめです。

修理手順③ ウォッシャーポンプを取り外す

ウォッシャー液を排出したら、タンクに刺さっている2個のウォッシャーポンプを引き抜きます。

ポンプは黒いゴム製のグロメットで固定されているだけですが、年数が経っていると固着していて外れにくい場合があります。その場合は、歯ブラシの柄などを使ってテコの要領で外すと簡単です。

ポンプを外したら、タンク内部も軽く洗浄しておきます。

修理手順④ 劣化したプラスチックを削る

タンク単体になったら、表面の劣化しているプラスチック部分をスチールウールで削り落とします。スチールウールで削るとタンクに細かな傷が付くのでレジンやパテの密着性も上がります。

劣化したプラスチックは非常に脆く、指で触っただけでもボロボロと崩れることがあります。
無理に力を入れず、表面のザラザラした部分だけを丁寧に削るのがポイントです。

劣化部分を削り落とすと、比較的しっかりした素材が現れ、表面もツルツルになります。黒く変色した部分も綺麗になります。

修理手順⑤ 洗浄後、エポキシパテで補修する

スチールウールで劣化した部分を削り落としたら、タンクを洗浄して完全に乾燥させます。
水分が残っていると、パテやレジンの密着が悪くなるため注意が必要です。

乾燥後、エポキシパテを使って破損部分の修復を行います。
見た目を気にするとツライチに仕上げたくなりますが、薄く盛ると強度不足になります。破損箇所を覆い隠すようにしっかり盛るのが重要です。

エポキシパテは耐久性・耐熱性・耐薬品性に優れ、硬化時の収縮も少ないため、補修後は元のウォッシャータンクよりも修理箇所の方が強度が高くなることもあります。

※今回は破損部分が小さかったため、パテ埋めは行っていません。

修理手順⑥ UVレジンで全体を補強する

エポキシパテが完全に硬化したら、次にUVレジンを劣化しているプラスチック部分全体に塗布します。

UVレジンは、ゴム手袋に少量出し、指でひび割れ部分に塗り広げると作業しやすいです。
穴が空いている部分には、チューブから直接レジンを出して埋めるように塗ります。レジンがジェル状になっているので穴に直接塗っても垂れることはありません。

全体に塗れたら、太陽光の下で硬化させます。
1回だけでなく、3回ほど重ね塗りすると強度が大きく向上するのでおすすめです。

修理手順⑦ 完全硬化後、組み付けて完了

UVレジンが完全に硬化すると、劣化していたプラスチック部分の強度が大幅に向上します。
硬化後のUVレジンは非常に硬く、爪で引っ掻いても傷が付かないレベルです。

あとは、取り外しと逆の手順でウォッシャータンクを車体に戻し、配線・ホースを接続すれば修理完了です。

修理費用と別案について

スチールウールで削ってゴリラテープを貼る方法でも応急修理としては問題ないと思います。しかし、耐久性を考えると、エポキシパテとUVレジンを併用した方が安心です。

今回の修理費用は合計440円(税込)。
新品タンクを6,924円(税込)で購入することを考えると、非常にコストパフォーマンスの高い修理だと言えます。

まとめ|JB23ジムニーは工夫次第で安く直せる

JB23ジムニーは古くなってきている分、樹脂部品の劣化は避けられません。しかし、すぐに部品交換を選ばず、DIYで修理することで維持費を大きく抑えることができます。

ウォッシャータンクのように力のかからない部品であれば、UVレジンやエポキシパテは非常に有効です。
同じような症状で悩んでいる方は、ぜひ今回の方法を参考にしてみてください。

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