ジムニーのハンドルがブルブル震える原因と対処法について記載しました。時速50km/hからハンドルが震え出しドキドキした方も多いと思います。個人的にもハンドルの振動について悩まされていました。ジムニーのハンドルがブルブル震える原因と対処法について詳しく記載しているので分かりやすいと思います。
タイヤのバランス調整やタイヤ交換を行っても改善されない方は必見です。
ジムニーのハンドルがブルブル震える原因
ジムニーのハンドルが震える現象の正式名称は「ジャダー・シミー現象」と言われています。ジャダー・シミー現象は、キングピン支持の3リンクコイルリジットアクスル車(部品点数が多くガタが出やすい)特有の症状でジムニーの持病とも言われており、ジムニーの他にも上記の機構を搭載したランドローバーやランクルなどにもジャダー・シミー現象が発生します。
このジャダー・シミー現象は、走行中に路面のデコボコを乗り越えた際に荷重が抜けて発生し速度を落とすと症状が治ります。
JA11(リーフサスペンション機構(板バネ・構造単純))よりJB23(3リンクコイルリジットアクスル(部品点数多くガタが出やすい))の方が発生しやすく新型のJB64ではジャダー・シミー対策としてステアリングダンパーが標準装備されています。
ハンドルが震えた時の対処法
ジャダー・シミー現象の対処法については、タイヤ・ホイール・サスペンション・ステアリング・など原因により対処法は多種多様ですが、タイヤの空気圧の調整で改善される可能性が高いです。
タイヤの空気圧の調整で改善されなければ他の原因を疑ってください。ジムニーは、タイヤの空気圧を下げるとタイヤの摩耗が激しいので標準の空気圧より高く設定されている方も多いと思います。
しかし、タイヤの空気圧を高くすると路面のデコボコを乗り越えた際にタイヤが弾みジャダー・シミー現象が発生しやすくなります。
個人的には、
使用時:前輪 1.8kgf/㎠ 後輪 2.0kgf/㎠
に空気圧を設定しています。低すぎるとタイヤの摩耗(片減り)が激しいです。2.0kgf/㎠を超えるとジャダー・シミー現象が発生しやすいと思います。
空気圧の設定を行なってもジャダー・シミー現象が発生する場合は、タイヤ交換→サスペンション→ステアリングの順に原因を探してみて下さい。いきなりサスペンションやステアリングのオーバーホールに手を出すと高額請求となるので注意が必要です。
また、原因を自分で探らずに車屋に丸投げすると高額請求となります。