オフロードバイク(オフ車)の洗い方についてまとめました。洗車は、バイク整備の登竜門ですが洗う順番や洗剤の種類、使う道具など迷う事も多いです。今回は、必要最低限の道具を使って洗車する方法について、画像で詳しく記載しているので参考にして頂ければ幸いです。
使用したバイクは、走行距離43558kmのホンダXR230になります。
洗車に必要な道具
・スポンジ
・洗剤(弱酸性)
・ブラシ(毛長め)
記載の道具は全て100円均一で購入できます。洗剤については、バイク専用の洗剤も販売されていますが、簡単に入手できる台所用の洗剤がオススメです。アルカリ性や中性、酸性と洗剤には種類がありますが、素手で使用できる洗剤であればバイクの塗装面や金属パーツを腐食させる事も無いです。
スポンジは、メラミンスポンジを使用するとプラスチック類の光沢が無くなるので、一般的に販売されているスポンジを使用します。ブラシも、タワシのように毛が固い物は避けて毛が柔らかく長い物を使用します。愛用のブラシは、昔ながらの馬毛の洗車ブラシを使用しています。
洗浄液の作り方
はじめに水に洗剤を入れて洗浄液を作ります。水1リットルに洗剤0.75ミリリットル(小さじ1杯)ですが、少し濃ゆい方が泡立ちが良いです。今回は、8リットルのバケツに洗剤を(2)適量入れ、水で希釈した約4リットルの洗浄液を使いました。
4リットルの洗浄液があれば、オフロードバイク1台分の洗車には十分な量です。
オフロードバイクの洗い方
洗浄液の準備ができたら、バイクに付着した泥などを洗い流します。この時、バイクのエンジンは冷えた状態で作業を行います。エンジンが熱い状態で洗車を始めると、水が蒸発して悪臭が漂う場合があります。
高圧洗浄機を使用する場合は、計器類やシート、プラスチックパーツなど、水圧で破損する場合があるので注意が必要です。マフラーに水を流す時は、マフラーに水が流れ込まないように注意します。マフラーには、水抜き用の穴が空いていますが、故意に水を入れる事はNGです。
泥などを大まかに洗い流せたら(3)スポンジに洗浄剤を含ませて、計器類やシート、プラスチックパーツを洗います。オイルやグリスなどの油が付着して黒くなっている場合は、無理に擦らずに洗剤を洗い流した後に、パーツクリーナーで拭き取るようにします。
洗剤を洗い流す時は、洗剤が乾く前に洗い流し汚れが再び付着しないようにします。特に、夏場の洗車は洗浄剤が乾き易いので、洗いながら水で流しても問題ありません。
スポンジで一通り洗い終わったら、ブラシを使って金属パーツを洗っていきます。金属パーツを洗う順番は、「エンジン→ブレーキ→ホイール→汚れの酷いヶ所」の順で洗います。洗浄剤が汚れるので汚れが酷いヶ所は最後に洗う事がポイントです。洗い終えたら洗剤が乾く前に洗い流します。
チェーンやスプロケットについては、水で洗い流す程度でブラシやスポンンジで擦る必要はありません。洗車用のブラシやスポンジで擦ると、オイルがブラシやスポンジに付着してダメになるのでオススメしません。
チェーンやスプロケットを綺麗にする場合は、バイクが乾いてからチェーンクリーナーなどを使用して綺麗にします。今回、使用した台所用の洗剤では、チェーンやスプロケットを綺麗にする事はできません。
最後に、シートやプラスティックパーツの水分を拭き取り洗車完了です。足回りの水分も拭き取りたいところですが、形状が複雑なので無理に拭き取らなくても問題ないと思います。個人的にも、シートと計器類の水分を拭き取る程度で、足回りの水分を拭き取った事はありません。
また、乾く前にエンジンを始動させても問題ありませんが、乾く前の走行は泥などが付着し易いのでオススメしません。
まとめ
台所用の洗剤とスポンジ、ブラシを用意すれば簡単に行える洗車ですが、プラスチック製パーツの洗い方や高圧洗浄機の使い方など、洗車とお言っても奥が深いです。特に、プラスチック製パーツをブラシで洗い続けると、光沢が無くなり見栄えが悪くなります。
また、オフロードバイクの洗車は、泥などの汚れが固まる前に洗車した方が良いです。特に、アルミパーツは、泥で腐食され白く錆びるので厄介です。洗車の時間がない場合は、水で軽く泥を流しておくだけでも良いと思います。
記載の洗車方法に関しては、個人的な見解が含まれるので、賛否両論あると思いますが参考にして頂ければ幸いです。