ジムニーJB23のバッテリー交換方法について記載しました。ジムニーのバッテリー交換でターミナルが外せずバッテリー交換に苦労されている方も多いと思います。個人的にもプラス側のターミナル(端子)が外せず苦労しました。ジムニーJB23のバッテリー交換方法について詳しく記載しているので分かりやすいと思います。
また、今回交換した格安バッテリーについても記載しているので参考にして頂ければ幸いです。
バッテリー交換に必要な工具
工具名 | サイズ |
スパナ(ソケットレンチ) | 10mm |
ソケットレンチ | 12mm |
ジムニーJB23のバッテリー交換に使用する工具は上の2つの工具になります。10mmのスパナ1本でもバッテリー交換は可能ですが、プラス側のターミナルが外れ難いので効率よく作業を行うためにも12mmのソケットレンチも使用します。
また、ジムニーJB23についてはバッテリーを取り外すとオーディオとナビ以外にも、①ECUの初期化(コンピュータの初期化)、②パワーウィンドウの初期化が行われますが、工具不要で簡単に再設定できるので補助電源を用意する必要は無いと思います。
今回交換したバッテリー
ジムニーJB23型 | 純正バッテリー | 交換したバッテリー |
バッテリーサイズ | 38B20Rか55B24R | 40B19R |
メーカー | GSユアサ | パナソニック |
価格(Amazon調べ) | 7,800円前後 | 4,200円前後 |
ジムニーJB23に使用されている純正バッテリーサイズは38B20Rか55B24Rになります。38B20Rと55B24Rの違いはバッテリーの大きさとバッテリーの持ちの違いになります。38B20Rより55B24Rの方が高性能ですがサイズも大きくなります。
交換するバッテリーについては賛否両論あると思いますが、今回購入の決め手となったポイントは無難なメーカーで格安だったからです。今回交換したバッテリー40B19Rは、純正バッテリー38B20Rと55B24Rの中間の性能があるので交換後に不具合が出る心配も無いと思っています。
バッテリー選びのポイントとしては、高性能だから長持ちするのではなく毎日使うから長持ちすると割り切って選ぶといいと思います。
バッテリー交換方法
エンジンを切り鍵を抜いた状態でボンネットを開きます。はじめにバッテリーを固定しているバッテリーステーを10mmのスパナ(ソケットレンチ)で取り外します。
はじめにステーを取り外しておくとターミナルを外している最中に工具がステーと接触し火花が散る心配がありません。
ステーが取り外せたらマイナス側のターミナルから取り外していきます。マイナス側のターミナルは10mmのスパナ(ソケットレンチ)でナットを緩めて上に引き抜くと簡単に取り外せます。
マイナス側のターミナル(端子)が外せたらプラス側のターミナルを外していきます。プラス側のターミナルは赤い保護カバーで覆われているので画像5の手順でカバーを取り外します。
赤色のカバーを広げながら上方向へ引っ張ると簡単に取り外すことができます。
カバーが外せたら12mmのソケットレンチでターミナルのナットを緩めケーブルを取り外します。ケーブルが接続された状態でバッテリーからターミナルを外そうとすると上手くターミナルが外せないので、ターミナルからケーブルを外してからターミナルを外すことがポイントになります。
ケーブルは2本接続されていますがシルバー端子のケーブルのみ取り外すだけでOKです。下側のゴールド端子のケーブルは取り外し難いので取り外さずにそのままで問題ありません。
このプラス側のターミナルを外す作業がバッテリー交換最大の難所になります。
ターミナルからケーブルが取り外せたらターミナルのナットを10mmのスパナ(ソケットレンチ)で緩めてターミナルを取り外します。
ターミナルがプラス端子に食い込んで取り外せない場合は、左右に揺らしながらターミナルを引き抜くと上手く取り外せると思います。取り外したプラス側のターミナルはプライヤーなどで広げておくと新品のバッテリーに差し込みやすいです。
外したターミナルが汚れたり錆びている場合は真鍮ブラシで磨くと綺麗になります。
両方の端子が外せたら新品のバッテリーを取り付けます。新品のバッテリーは充電された状態で販売されている物が多いので箱から取り出してすぐ交換しても問題ありません。今回購入したパナソニックのバッテリーには「液入り充電済み!!」と記載されていました。
新品のバッテリーに交換できたら取り外しと逆の手順でターミナルを取り付けます。取り付けの際はプラス側のターミナルを取り付けマイナス側の端子を取り付けます。
プラス側のターミナルを取り付けた時点で赤いカバーも取り付けます。ターミナルを固定するナットはターミナルが外れない程度に締め付ければ大丈夫です。締め付けすぎるとターミナルが変形するので注意が必要です。
■取り外し■
マイナス外し→プラス外し
■取り付け■
プラス取り付け→マイナス取り付け
ターミナルの取り付けが完了したらステーを取り付けてバッテリー交換作業の完了です。ステーのナットはバッテリーがガタつかない程度に締め付ければ大丈夫です。手で締め込めるまで締め込んで工具で2回転ほど締め込むイメージです。
バッテリー交換後の設定
ジムニーJB23はバッテリー交換を行い電源が消失するとオーディオとナビ以外にも、①ECUの初期化(コンピュータの初期化)、②パワーウィンドウの初期化が行われます。
よって、補助電源を接続せずにバッテリー交換を行った場合は①ECUの再設定と②パワーウィンドウの再設定を行う必要があります。
ECU(コンピュータ)の再設定方法
① | カギをACCの位置まで回す(カチカチ) |
② | 10秒ほど放置する |
③ | カギをLOCKの位置まで戻す |
④ | エンジンをかける |
⑤ | 何もせずに10分アイドリング状態で放置する |
⑥ | ECUの再設定完了 |
パワーウィンドウの再設定方法
① | 運転席側の窓を全開にする(スイッチ押しっぱなし) |
② | 開いた窓を全閉にする(スイッチ引き上げっぱなし) |
③ | 全閉になってもスイッチ引き上げ2秒継続 |
パワーウィンドウの再設定方法については少し分かり難いですが、運転席側の扉のパワーウィンドウのスイッチを窓が全開になるまで押した状態にして、窓が全開になったら窓が完全に閉まるまでパワーウィンドウのスイッチを引き上げて完全に閉まってからもスイッチを2秒ほど引き上げた状態を保持すればパワーウィンドウの再設定の完了となります。
以上がジムニーのバッテリー交換手順になります。初めてでも30分前後で交換できると思います。