本日は、Apple純正のMagSafe充電と、最新規格のQi2充電の速度を徹底比較した結果をレポートします。どちらも最大15Wのワイヤレス充電が可能というスペックですが、実際の使い勝手や充電速度に違いはあるのでしょうか?今回使用したQi2対応充電器は、UGREEN MagFlow ワイヤレス充電器(2-in-1モデル)です。
それでは、テストの結果を順にお伝えしていきます!
比較製品の紹介
まずは比較する2つの充電方式について簡単に紹介します。
MagSafe充電とは?
MagSafeはApple純正のマグネット式ワイヤレス充電方式で、iPhone 12以降のモデルで採用されています。最大15Wの高速充電が可能ですが、純正またはMagSafe対応のアクセサリーを使用する必要があります。今回使用したのはApple純正のMagSafe充電器(価格:6,480円)。20W以上のアダプターが別途必要です。
Qi2充電とは?
Qi2は、ワイヤレス充電の新しい規格で、Appleが技術提供しているためMagSafeの技術がベースになっています。最大15Wでの充電が可能で、今後はAndroid端末にも広く採用される見込みです。今回使用したのは、UGREEN MagFlow(価格:7,770円)。2-in-1設計で、iPhoneとAirPodsを同時に充電可能です。スタンドとしても機能するため、利便性が高いのが特徴です。
テスト条件
公平性を保つため、以下の条件で比較しました。
・使用する端末:iPhone 15(バッテリー容量100%の2台)
・バッテリー残量:0%(完全放電状態)
・使用アダプター:UGREEN製30W充電アダプター(両方同一のモデルを使用)
・充電環境:同じ場所で温度や接続状態に影響が出ないように配慮
検証結果:充電速度の違いを徹底検証!
1分目:最初の電源投入速度
テスト開始直後、まずは電源が入るまでの速度を計測しました。
・Qi2充電器:1分00秒で電源が入りました。
・MagSafe充電器:1分30秒で電源が入りました。
わずか30秒の差ですが、Qi2充電の方がやや優勢です。
10分経過後の充電進捗
10分経過時点での充電率を確認すると、明確な違いが出始めました。
・Qi2充電器:12%
・MagSafe充電器:8%
約4%の差がつき、Qi2充電器の方が高速であることがわかります。
30分後の比較
・Qi2充電器:33%
・MagSafe充電器:31%
差が縮まり、ほぼ同等の結果に。充電速度は一旦安定するようです。
1時間後の進捗
・Qi2充電器:62%
・MagSafe充電器:61%
大差はなくなり、両者ともほぼ同じ充電率に。
1時間半経過時点
この時点で80%の壁を突破したかを確認しました。
・Qi2充電器:86%
・MagSafe充電器:80%
再びQi2充電器がリードし始め、充電速度の差が再度顕著になってきました。
2時間後の結果
・Qi2充電器:99%
・MagSafe充電器:94%
Qi2充電器が充電完了目前の状態です。
最終結果
・Qi2充電器:2時間03分で100%充電完了
・MagSafe充電器:2時間28分で100%充電完了
Qi2充電器の方が25分早く充電を終えました。
まとめ:どちらが優れている?
今回のテスト結果から、Qi2充電器が充電速度の面で優れていることが明らかになりました。特に0%から80%までの充電速度では、Qi2のリードが顕著でした。ただし、MagSafe充電器も十分な性能を発揮しており、Apple純正の安心感とシンプルなデザインが魅力的です。
選ぶポイント
・スピード重視:Qi2充電器がおすすめ。特に複数の端末を同時に充電する際に便利です。
・Apple純正派:MagSafe充電器の完成度の高さは見逃せません。
今後、Qi2対応製品が増えれば価格も下がり、より手軽に利用できるようになるでしょう。あなたの用途に合った充電器を選んでみてください!
今回のテストに使用した製品の詳細は以下からチェックできます。興味があればぜひご覧ください!
【UGREEN】MagFlowワイヤレス充電器Qi2対応(2-in-1)開封レビュー!ユーグリーンの15Wワイヤレス充電器!