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PSポータルのストリーミングの遅延は何フレーム?プレステ5と比べて検証した結果について!

PS5のリモートプレイヤー専用機である「PlayStation Portal Remote Player」(以下、PSポータル)は、そのユニークな使い方と利便性から注目を集めています。しかし、最大の課題とされるのが「遅延」です。この記事では、PSポータルの遅延がどれほどのフレーム数なのかを検証し、その影響や対策について詳しく解説します。

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PSポータルの基本性能と特徴

PSポータルは、PS5とWi-Fi経由で接続し、高品質なPS5のゲーム体験をポータブル環境で提供します。主な特徴は以下の通りです。

画面サイズ:8インチ(フルHD、60FPS対応)
接続方式:Wi-Fiを利用したリモートプレイ
対応音響:内蔵スピーカー、優先イヤホン、PS独自の「PlayStation Link」に対応した専用ワイヤレスイヤホン(別売)
価格:34,980円(税込)

これにより、テレビやモニターを使わずにゲームを楽しむことが可能です。しかし、リモートプレイという性質上、どうしても遅延が発生する点が気になるところです。

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遅延の検証:実機との比較

PS5で直接プレイした場合と、PSポータルでのリモートプレイの応答速度を比較しました。検証にはアクションゲーム『モンスターハンターライズ』を使用し、ボタン操作からキャラクターが動き始めるまでのフレーム数を計測しました。

実機での応答速度(PS5)
・ボタン入力からキャラクターが動き出すまで:3フレーム
・スティック操作による移動開始:2フレーム

PSポータルでの応答速度
・ボタン入力からキャラクターが動き出すまで:8フレーム
・スティック操作による移動開始:7~8フレーム

この結果から、PSポータルでのリモートプレイは実機と比較して、約5フレーム(83ミリ秒)の遅延が発生していることが分かりました。

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遅延が与える影響

遅延は、ゲームのジャンルやプレイスタイルによって感じ方が異なります。以下は遅延が特に影響を与えやすいゲームと、その理由です:

1. 格闘ゲーム
・フレーム単位の攻防が重要となるため、遅延がコンボや反撃(確定反撃)のタイミングを狂わせる可能性があります。
・例:『ストリートファイター』シリーズでは最速攻撃が4フレームで発生するため、遅延によるズレが致命的。

2. 音楽ゲーム
・タイミング精度が求められるため、遅延が高得点を狙う障壁に。
・一部のゲームでは、遅延を補正する調整機能が搭載されている場合もあります。

3. スポーツゲーム
・バットを振るタイミングやシュートの精度が求められる野球・サッカーゲームでも影響大。

一方で、以下のようなゲームでは遅延の影響が比較的少ないと考えられます。

RPG
・入力タイミングが重要ではないため、ほとんど気にならない。
シミュレーションゲーム
・戦略性や計画性が重要で、遅延が影響しにくい。

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遅延を軽減する方法

PSポータルでの遅延を完全に解消することは難しいですが、以下の方法で軽減可能です。

1. 高品質なWi-Fi環境の整備
・ルーターをPSポータルやPS5の近くに設置。
・5GHz帯のWi-Fiを利用して干渉を最小限に。

2. 有線接続
・PS5をLANケーブルで直接インターネットに接続することで、通信の安定性を向上。

3. 適切なゲーム選び
・遅延が気になりにくいRPGやシミュレーションゲームに集中。

4. 設定の最適化
・PS5とPSポータルのリモート設定を確認し、最適なストリーミング設定に調整。

まとめ

PSポータルのストリーミングプレイには遅延が伴いますが、その遅延は約4~6フレーム程度と許容範囲といえるでしょう。特にRPGやシミュレーションゲームなどでは、遅延の影響をほとんど感じることなく楽しむことができます。

ただし、格闘ゲームや音楽ゲームなど、タイミングが重要なジャンルを主にプレイするユーザーにとっては、この遅延がストレスになる可能性があります。PSポータルの導入を検討している方は、自身がプレイするゲームジャンルを基準に選択すると良いでしょう。

PSポータルはその独自性とポータブル性で新しいゲーム体験を提供しますが、その特性を理解し、自分に合った使い方を見つけることが大切です。