iPhoneのバッテリー充電回数を調べる方法について記載しました。iPhoneの機能を利用した方法なので別のアプリをインストールする必要もありません。バッテリー充電回数が分かると、あと何回充放電が可能かを把握できるのでバッテリー交換時期の目安にもなります。近々iPhoneのバッテリー交換を考えられている方は必見です。
iPhone初心者の方でも分かるように画像で詳しく記載しています。
事前に行うこと
事前にiPhoneの設定より「プライバシー→解析および改善」の順で進み、項目「iPhone解析を共有」をオン(緑色)にしておきます。「iPhone解析を共有」をオンにすることで、バッテリー充電回数が確認できるlogファイルが作成されるようになります。
logファイルの作成は、「iPhone解析を共有」をオンにした状態で1日ほど経過すると作成されます。オンにした直後には作成されないのでバッテリー充電回数を確認する1日前には「iPhone解析を共有」をオンにしておきます。
既に「iPhone解析を共有」がオンの方は何も操作する必要はありません。
バッテリー充電回数を調べる方法
事前準備が完了したら、iPhoneの設定より「プライバシー→解析および改善→解析データ」の順で進み解析データの一覧を表示します。解析データの一覧が表示されてら下へスクロール(移動)していき、バッテリー充電回数が記載されている最新のlogファイル「log-aggregated-20XX-XX-XX-XXXXXX.ips」を選択します。
logファイルが作成されていない場合は、上の事前に行うことを参考にiPhoneの設定を行なって下さい。
logファイル「log-aggregated-20XX-XX-XX-XXXXXX.ips」を選択するとファイルの内容が表示されるので下へスクロールしていきます。一番下まで行って上の戻っても良いと思います。
あとは、バッテリー充電回数が記載されている項目「battery.CycleCount」又は「battery.cycle_count」を探し出しバッテリー充電回数を確認するだけです。上の画像の場合のバッテリー充電回数は366回になります。
logファイルにバッテリー充電回数の記述(書かれている)は「battery.CycleCount」と「battery.cycle_count」の2ヶ所記述されています。どちらも同じバッテリー充電回数が記述されています。
この、バッテリー充電回数とは0%から100%まで充電した回数を1回としてカウントした合計値になります。継ぎ足し充電の合計が100以上で1カウントになります。
50%から100%まで充電=0.5カウント
50%から100%まで充電→50%まで使用→100%まで充電=1カウント
項目「battery.CycleCount」を見つけることができない場合は、下の方をコピーしてiPhone標準アプリの「メモ」に貼り付け、メモの検索蘭に「battery.CycleCount」又は「battery.cycle_count」と入力するとヒットすると思います。
バッテリー交換目安
バッテリー交換の推奨回数 | 最大充放電回数 |
500回 | 500回 |
iPhoneのバッテリー交換目安について公式では、充放電回数の上限を超えたらバッテリーの交換が推奨されています。最大充放電回数を超えた時のバッテリー最大容量は80%と公式に記載されています。
最大充放電回数に達してもバッテリーがダメになるわけではなく、バッテリー最大容量の低下やバッテリーの不具合が発生しやすくなるだけです。
よって、あくまでも目安ですが記載の方法で確認したバッテリー充電回数(充放電回数)が500回を超えるとバッテリー交換の時期になったと判断して問題ないと思います。個人的には、iPhoneのバッテリーが1日持たなくなった時点が交換の目安と思っています。