iPhone6を落としてしまいディスプレイ(液晶パネル)は無傷でしたが、フレーム(本体)が曲がって、ディスプレイとフレームの間に隙間が発生して使用に支障が出たのでフレームを修正しました。今回、曲がったiPhone6のフレームを修正した方法について画像を基にまとめました。工具を使ってフレームからディスプレイを取り外して作業を行ったので、ディスプレイを交換する時の参考にもなると思います。
曲がったiPhone6の状態
目視で確認できるほど全ての面が曲がっており、歪みに耐えきれずにフレームとディスプレイの間に隙間が発生しています。隙間はiPhone6の中が確認できるほど隙間が発生しています。
使用した工具
エンジニア 精密特殊 ドライバー DAP-01(星形)1本
参考価格:964円(税込)
ベッセル マイクロドライバー+00番 1本
参考価格:215円(税込)
携帯等修理用ヘラ(プラスチック) 1本
参考価格:85円(税込)
SIMトレー取り外し工具 1本
iPhone6付属品
ペーパー(キッチンペーパー) 数枚
星形の精密特殊ドライバーや携帯等修理用ヘラは、近くのホームセンターで販売されておらず他の工具と合わせてネットショップ(アマゾン)で購入しました。参考価格は2017年5月にネットショップより実際に購入した価格です。
フレーム修正方法
iPhone6のホームボタン下のネジ2本を「エンジニア 精密特殊 ドライバー DAP-01(星形)」を使用して取り外します。弱い力で簡単にネジを緩める事が出来ます。
ネジを取り外したらディスプレイとフレームの間に「携帯等修理用ヘラ」を差し込み、ディスプレイとフレームの隙間を広げていきます。隙間を広げる時は無理に力を加えずに「携帯等修理用ヘラ」を四方から差し込み隙間を広げます。
フレームからディスプレイを持ち上げたら、フレームに固定されたディスプレイのコネクター(配線)を取り外すために、「ベッセル マイクロドライバー+00番」を使用してコネクタープレートのネジを外します。コネクタープレートのネジも弱い力で簡単に緩める事が出来ます。
取り外したコネクタープレートのネジは外した場所でネジの長さが違うので、外した場所を忘れないように注意が必要です。
コネクタープレートのネジを5本外したら4つのコネクターを「携帯等修理用ヘラ」で外します。「パチ」っと音を立てて外れるので驚きますが問題ありません。
コネクターが外れてフレームとディスプレイの分離ができれば、フレームの基盤に素手が触れないようにペーパーを巻いて曲がりを修正していきます。2〜3回に分けてジワジワ力を加えることにより、フレームは簡単に曲がるので大きな力は必要ありません。
1〜2回ジワジワ力を加えたら平らな所にケースを置き曲がりを確認します。今回、シグネスゲージを使用して曲がりを確認しましたが、テレホンカードや名刺でも代用可能です。
曲がり具合の確認ポイントは出っ張っているiPhone6のカメラを机の角に露室させて、手でフレームを押さえずにテレホンカードや名刺を入れて曲がり具合を確認する事です。
フレームの曲がりを修正したら逆の手順でフレームにディスプレイを取り付けて修理完了です。取り外したコネクターを取り付ける時も「パチ」っと音が出ます。また、ネジが小さくネジ穴に収まらない場合はピンセットを使用しても良いと思います。
まとめ
フレームからディスプレイを取り外してフレームの曲がりの修正を行うと、ディスプレイに力が分散しないので少しの力でフレームの曲がりを修正する事が出来ます。また、フレームの修正となると特殊な器具が必要になると思いますが、基盤に素手が触れないようにペーパーでフレームを覆い力を加えると難なく修正する事が可能です。
フレーム修正を素手で行う場合は技量で結果は大きく変わるので、記載のフレーム修正の方法を推奨しているわけではありませんので、参考程度にして頂ければ幸いです。